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会社と社員を成長させる③

足掛け3年間にわたって連携してきた本講座ですが、いよいよ今号が最終回となりました。そこで今回は企業にとって最も大切な要素である「マネジメント」と「人・組織」について取り上げて締めたいと思います。
いくら良い戦略を立てることができても、それを確実に遂行しなければ決して成果は出ません。それをやり遂げるのが「マネジメント」です。ビジョンや戦略づくりならば、ある程度コンサルタントなどに手伝ってもらうことも可能ですが、マネジメントだけは第三者が手を貸すことができない領域であり、その意味で経営者の力量が最も試されるものと言えるでしょう。この数年、破たん寸前の大企業が経営陣が変わることによって短期間で息を吹き返した事例が数多く見られ、マネジメントが経営を左右することが痛感されます。
それではマネジメントは一体どういうことをすれば良いのでしょうか。まずは「自社の組織に方向性、動機、そして一体感を与える」ということです。中小企業においては社長がほぼ独力で会社を引っ張っている「個人商店」のようなケースがよく見られますが、こういう会社は一定の規模まで大きくなった途端に社長の目が行き届かなくなり成長が止まります。規模の壁に突き当たるのです。そこから再び成長するには組織が組織として機能するように持っていくことが必要です。それが先に挙げたポイントです。
①会社がどこに進もうとしているのか意識を共有すること、②そこに向かって進もうとする社員のやる気を引き出すこと、そして③個人の集合体ではなくチームとして組織が動くにように仕向けること、ということになります。これらは言うのは簡単ですが、実際にはどの経営者も程度の差はあれ苦労を重ねながらノウハウを習得していくものです。

そしてもう一つ、全体の進行管理がマネジメントの肝です。元気な会社を目指すには、経営者は率先力と部下に託す姿勢の両方が求められ、このバランスが大切になります。任せなければ社員は伸びないし、任せ放しでは社員も会社も間違った方向に行きかねません。そのため経営者は、会社の目標を時間軸に落とし込み、役割を明確にして社員に割り振り、その上で各担当者が目論見どおりに役割を遂行しているかをこまめに確認する必要があります。もし正しくない方向に進んでいたら速やかに軌道修正をかけていきます。自分がやる方が早いからと社長が一人で進めてしまうことはなるべく避けましょう。経営者が方向づけと進行管理に特化していく方が会社の推進力は高まります。
目指すは自律的に動く組織です。そうなれば社員の成長=会社の成長という好循環が見えてきます。結局は人を育てることが組織強化の最大のポイントです。社員を育てるコツは基本的スキルをしっかり習得させたうえで経験をさせるということです。人間は未熟なうちは視野が狭いものです。そのまま経験を重ねると自己流と固定観念だけが強まってしまう恐れがあります。外部の講座などに積極的に参加させ、目の鱗を落としてあげてから経験をさせると気づきも吸収も早く成長のスピードが段違いになります。若手にどんどん学ぶ機会を与えましょう。更に経営者自らも貪欲に学びましょう。学んでいる経営者の姿こそ社員に刺激を与えるものです。是非活気ある組織で、貴社の大きな夢を実現して頂きたいものです。私は今月で津山を離れますが皆様のご活躍と津山の発展を心から期待しています。長い間おつきあい頂きありがとうございました (小坂 幸彦)。